今
は遠き
彼方
に、
泡沫
の人
永遠
に成らざりし夢の国
素顔は
あやかし
の下
月
と呼ばれる孤高の花
数え歌に消え逝く
星
望郷
にて狂え
汐
引きて、
月
の
影
より、呼ぶ子の
笛
されど、
君
唯々
黒
い空を指し
雪待月
と君が 言 ふ
拈華
に
霑
す意