二人じゃないとだめなこと

「恥ずかしすぎて死ねる…」「よし死ね、さぁ死ね、今すぐに!」
「私はお茶じゃありません」「あ、そうなの? それは知らなかったなぁ」
「いい加減、こういうの止めにしませんか?」「なんだ、負けを認めるのか、よーし、ならばしょがない」
「あ、髪型変えた?」「うん。寝癖だ、このやろう」
「あ、そのピアス新しいね」「そこまで知られてると逆にキモい」

「お手!」「いや、しないからな?」
「俺、"誕生日プレゼントはわ・た・し"っていうのがいいな」「なら俺がプレゼントになってやろう」
「…それ何のギャグ?」「ありのままの私ですけど何か?」
「生まれたままの姿になろうぜ!」「ごめん、成長したから無理。タイム風呂敷もってきてくれる?」
「あの夕日に向かって走るぞ!」「今、朝なんですけど…」

「お前は何度言えばわかるんだ!」「何度か言われてわかるようなら繰り返したりしません」
「ああ言えばこう言うって言葉を知ってるか…?」「知らなかったら問題ですね」
「本当に、可愛げの無いやつだな!」「あったら、愛でてでもくれるんですか?」
「少しは肩の力を抜いたらどうだ」「それは、あなたがすべきことでしょう」
「お前は俺にどうしてほしいんだ…」「…それが分かるようなら苦労はしません」

掛け合いは一人だけでは出来ないのです