「ミッコにゃーん、おっはよう!」
さん、おはよう」


愛しい後姿を素早くキャッチして掛けた声に、彼は振り返って優しく笑う。
嬉しくて思わず零れた笑い声には、「何かいいことでもあったの?」彼の疑問が付いてきた。


「そうですねぇ、天気がいいですからねぇ」


今日は、と、笑ってみせれば、彼は、少し、驚いた顔。


「ああ…そっか」


それで、それから、また、笑う。
可愛い笑顔、優しい笑顔、素敵な笑顔、綺麗な笑顔。全部で笑う。


「でも…」


彼は彼女のもの。知ってるよ。そんなの、誰が言わなくたって、一番見てるのはあたしだもん。


「え?」
「んふふ、なーんでも無いっす!」


笑えば、彼も笑う。


さんって、本当に幸せそうに笑うよな」


そうかな、それは、自分ではわかんないや。でも、


「なんか、俺まで笑顔になる」


君がそういって笑ってくれるなら、あたしはそれでいいのです。


愛してくれないのならこの手で殺してしまいましょう
          (こんな感情は全部なかったものでいいの)

「ほら、私ってやっぱり、幸せを運ぶ妖精さんじゃない?」

「ええ? 初めてきいたよ、そんな話」



【 題:エヴァ・スノウ/写:encore】 2008.06.28